携帯料金のセット割 5つのデメリット 無制限プランは必要? 年間25,000円以上の節約も

携帯料金のセット割。

お得に見えますが、そもそも割引前の基本料金が8,000円台なのをご存知ですか。

大手キャリアの料金プランはセット割前提で設計されていて、光回線かクレジットカードか家族回線を一つ解約すると、1,000円以上高くなります。

割引を全部使い切っても、着地は5,000円台です。

セット割は経済圏に縛られる仕組みでもあります。

メリット
デメリット
  • 全て適用で3,000円以上割引も
  • セット割適用で無制限が5,000円前後
  • 簡単にクレカ、光回線を乗り換えできない
  • 他にポイ活がしにくい
  • 家族が解約すると高くなる場合も
  • クレカは年会費がかかることも

本当にお得な光回線やクレジットカードを自由に選べなくなり、生活基盤を通信プランに縛られるのは窮屈じゃないですか。

この記事では、セット割の割引額ではなく着地額と、その必要性について解説します。

セット割がない料金プラン

ブランドプラン月額料金特徴
LINEMOベストプラン3GB/990円従量制
10GB/2,090円
ベストプランV30GB/2,970円5分かけ放題込
ahamo30GB/2,970円5分かけ放題込
楽天モバイル Rakuten最強プラン3GB/1,078円従量制
専用アプリ 通話料無料
20GB/2,178円
無制限/3,278円
UQ mobileコミコミプランバリュー35GB/3,828円10分かけ放題込
目次

大手キャリア セット割を全部適用すると、ほぼ同額

大手キャリアの無制限プランで全てのセット割を適用させると、ドコモとソフトバンクは5,148円、auは5,258円とほぼ同じ金額です。

スクロールできます
ドコモauSoftBank
プランドコモ MAXau使い放題MAX+テイガク無制限
基本料金8,448円7,788円8,008円
家族割(3回線以上)-1,210円-1,210円-1,210円
光セット割-1,210円-1,100円-1,100円
クレカ割-550円220円-550円
でんき割-110円
長期割-220円(20年以上)
光回線合計5,148円5,258円5,148円

基本料金は異なりますがセット割で3社ともに、ほぼ5,200円前後になります。

3社の無制限プランは、割引後に5,000円台で揃う

基本料金は、一番高いドコモが8,448円、安いauが7,788円と660円の差額です。

しかし、セット割が適用されると5,200円前後とほぼ同じ料金帯になります。

ドコモMAXは、でんき割と長期割がある分、割引額が大きいです。

サービス内容は、ドコモMAXだけDAZNやdアニメなどのサブスクが利用できる分、該当のサービスを利用する人にとってはお得です。

その他のサービスは、3社とも似た内容になっています。

光セット割 光回線以外にもオプション加入が必要な場合も

セット割でも割引率が高い光セット割。

光回線を契約するだけで光セット割が適用されるかと思いますが、オプションに加入しないと光セット割が適用されないケースがあります。

光セット割を適用させるには
  • au:固定電話/770円
  • SoftBank:オプションパック/550円
スクロールできます
ドコモauSoftBank
光セット割-1,210円-1,100円-1,100円
対象光回線5,720円5,610円5,720円
オプション770円550円
光回線合計5,720円6,380円6,270円

いずれもオプションへ加入すると6,000円以上の固定が発生します。

SoftBank光 オプション概要
  • 光BBユニットレンタル
  • Wi-Fiマルチパック
  • 電話サービス

また、セット割を適用させ続けるには同じ光回線を契約し続ける必要があり、途中で光回線だけを他社に乗り換えることができなくなるデメリットもあります。

表示価格は「家族3回線以上」が前提

公式サイトに出ている家族割の金額は3回線以上の割引額が表示されます。

ドコモauSoftBank
2回線-550円-660円-660円
3回線-1,210円-1,210円-1,210円

家族割は3回線以上でないと恩恵が薄く、たとえばドコモの「みんなドコモ割」は1回線なら割引なし、2回線で550円、3回線以上になると1回線あたり1,210円と、2回線時点の約2倍まで増えます。

2回線以下の契約では、この割引額の伸びを取りこぼすことになります。

10GB〜30GB程度のデータ容量であれば、家族割を適用させるためだけに大手キャリアを契約するのは割高です。

クレカ割 最大割引適用させるには有料クレカが必要

クレジットカード割を最大限活用するには有料クレジットカードが必要になります。

一般カード有料カード
ドコモカード種類dカード:無料dカード GOLD:11,000円/年
dカード GOLD U:3,300円/年
dカード PLATINUM:29,700円/年
割引額-220円/月-550円/月
auカード種類au PAYカード:無料au PAYカード GOLD:
11,000円/年
割引額-220円/月-220円/月
SoftBankカード種類PayPayカード:無料PayPayカード GOLD:11,000円/年
割引額-330円/月-550円/月

auはクレジットカードの券種に関係なく-220円のクレカ割が適用されるのに対し、ドコモとソフトバンクは最大-550円のクレカ割を適用させるために、年会費11,000円〜の有料クレジットカードが必要です。

クレジットカードの年会費を月割りすると約917円となり、GOLDカード割の550円を上回るため、割引額だけで見れば、年会費の元は取れません。

ただしdカード GOLDやPayPayカード GOLDは、旅行保険やポイント還元率アップなどの特典もあわせて活用すれば、年会費以上の価値を引き出せるカードです。

1枚のGOLDカードで家族の携帯料金をまとめて支払えば、家族分の年会費負担を1人分に抑えることもできます。

クレカ割を適用させるためだけに不要なGOLDカードを作るのは本末転倒のため、作るかどうかは慎重に検討しましょう。

セット割の対象プランは割引前で8,000円前後

セット割の対象になっているのは、大手キャリアとサブブランドです。

大手キャリアの無制限プランは、セット割が適用されると5,000円前後になります。

これらのプランは、セット割が前提のプランと考えておきましょう。

大手キャリア 無制限プランの基本料金は8,000円前後

大手キャリアの無制限プランの基本料金は8,000円前後です。

キャリアドコモauSoftBank
プランドコモ MAX使い放題MAX+テイガク無制限
月額8,448円/無制限7,788円/無制限8,008円/無制限
3GB6,798円
1GB5,698円6,138円

ドコモMAXは1GB/5,698円、3GB/6,798円、無制限/8,448円の従量制。

au使い放題MAX+はデータ利用量1GB以下の月に1,650円が自動割引され、6,138円になります。

大手キャリアはこの光セット割・家族割の割引が適用されないだけで、年間10,000円以上の差が生まれます。

キャリアの小容量プランも安くない

大手キャリアにも小容量専用のプランはありますが、セット割を全て適用させないと割高です。

ドコモauSoftBank
ドコモ miniスマホミニプラン+ミニフィット2
4GB/2,750円1GB/4,928円2GB/5,258円
10GB/3,850円3GB/6,578円5GB/6,358円
5,698円5GB/8,228円

ドコモ miniは4GBと10GBのデータ容量から選択していくプランに対して、auとSoftBankは使用したデータ量に応じて価格が上がっていく従量制です。

ドコモ miniはキャリアメールなど一部のサービスは有料です。

auのスマホミニプラン+で5GBを使うと8,228円になり、au使い放題MAX+より高くなるため、少量プランに入るメリットは感じられません。

大手キャリアの少量プランは、セット割が適用されて初めて無制限プランより安くなる設計です。

少量プランを契約するならUQ mobileやY!mobileなどのサブブランドやahamoやLINEMOなどのオンライン専用プランがオススメです。

セット割の対象外のプランでも通話品質はキャリアと同等

大手キャリアではセット割なしのプランも提供しています。

ブランド月額料金
ahamo2,970円/30GB
povo2.0990円/3GB〜
LINEMO990円/3GB〜
UQ mobile コミコミプランバリュー3,828円/35GB

これらのプランはキャリアがオンライン専用プランの位置付けで提供しており、サポートやキャリアメール、オプションがなしなどサービスを削減することで低価格な料金帯を提供することになります。

好きな光回線やクレジットカードを使いたい人にオススメな料金プランです。

UQ mobileのコミコミプランバリューは店舗サポートは利用可能です。

セット割対象プランと非対象プランの違い

セット割対象プランと非対象プランの違いはサービスにも影響します。

対象プラン
非対象プラン
  • 5GB以下の少量と無制限プラン
  • 店舗サポート含むフルサービス
  • キャリアメール無料
  • オプションが充実
  • 3GB〜35GBのプラン
  • サポートは原則オンライン
  • キャリアメールの提供なし
  • オプションは限定的

ahamoやLINEMOも2,970円/30GBで、高くてもUQ mobileのコミコミプランバリュー3,828円/35GBです。

誰が契約しても同じ価格である点がメリットと言えます。

デメリットは、サポートがオンライン窓口のみのため、スマホの設定や不具合が起きた際はチャットで自己解決する必要がある点です。

サポートなしやオプション不可がデメリットに感じられるかもしれません。

一方、通話やデータ通信をあまり使わない人にとっては、セット割非対応のオンライン専用プランのほうが無理なく低価格で高品質な通信を得られる、というメリットにもなります。

携帯料金のセット割で損が出る5つのパターン

大手キャリアの料金が割高になるのは、「割引ありき」で成り立っているからです。

安く使うには光回線や対象クレジットカードの利用といった条件が必要で、その条件を満たすために光回線やクレジットカードの自由度が奪われて選択肢もありません。

光セット割 光回線以外にオプション加入が必要

大手キャリアのセット割は、対象の光回線を契約するだけでは適用されません。

au とソフトバンクは、有料オプションへの加入まで必要です。

光セット割の条件

キャリア条件
ドコモ条件なし
au電話のセット(770円)
SoftBank指定オプション(550円)

ドコモは光回線の契約だけで、オプションは不要です。

auとSoftBankは光回線の月額料金の他に550円〜770円のオプションに加入しなければセット割が適用されません。

UQ mobileの自宅セット割とY!mobileのおうち割も、光セット割を適用させるためにはオプションの加入が必要です。

そのため、1回線で光セット割を適用させるには負担額が多くなります。

auは「最大1,100円割引」と表示されていても、単身世帯で手元に残るのは330円。年間にすると約4,000円です。この金額のために、光回線の乗り換え先が縛られることになります。

ahamo・povo・LINEMOをはじめ、対象外のプランがある

オンライン専用プランではセット割は対象外です。

ahamo2,970円/30GB
LINEMOベストプラン990円/3GB
2,090円/10GB
ベストプランV2,970円/30GB
povo2.0990円/3GB
2,780円/30GB

オンライン専用プランの魅力は光回線やクレジットカードの縛りがないため、必要なければ契約する必要もなく好きなサービスを利用できます。

キャリアが提供している光回線は高いです。

店舗サービスが不要であればオンライン専用プランがオススメです。

セット割を適用させるには紐づかせる必要がある

対象の光回線とスマホを契約しているだけでは、割引は適用されません。

光回線の契約者と同一の家族割引グループに加入したうえで、光回線とスマホの回線を紐づける申込み手続き(Web・電話・店舗いずれか)を行うことで、セット割が適用されます。

状況docomoauSoftBank
光セット割ペア回線の登録対象回線を登録対象回線を登録
家族割対象家族を登録対象家族を登録対象家族を登録
クレカ割支払い方法にdカードを指定支払い方法に
au PAYカードを指定
支払い方法に
PayPayカードを指定

各回線の登録はマイページ、またはショップ窓口で受け付けています。

解約するとセット割が崩れて一気に高くなる

通信会社はセット割はお得に訴求していますが、利用者側から見たらセット割ありきの通信プランです。

光回線でも家族割、クレジットカードとどれかを解約すれば一気に携帯料金が高くなります。

ドコモauソフトバンク
ドコモ MAXau使い放題MAX+テイガク無制限
家族割(3回線以上)-1,210円-1,210円-1,210円
家族割(2回線)-550円-660円-660円
光セット割-1,210円-1,100円-1,100円
クレカ払い-550円(GOLD)-220円-550円(GOLD)

対象の光回線を解約した場合、auスマートバリューの割引がなくなり、スマホ料金が1回線あたり最大1,100円上がります。

これらのセット割はキャリアが意図的に組み込んだ「乗り換えにくくする仕組み」です。

携帯料金に限らずセット割に縛られると乗り換えの柔軟性がなくなり、「解約したくても解約できない。」「トータル的に見たら高くなる。」などのデメリットがあります。

格安SIMのセット割は、回線を増やしても割引が増えない

格安SIMにも光セット割はありますが、割引額は小さく、家族割やクレジットカード割はありません。

格安SIMは基本的にセット割自体がなく、セット割があるIIJmioでも、IIJ光と合わせて契約すると「mio割」が適用され、光回線側から660円、モバイル回線側は2回線目以降1回線あたり100円の割引にとどまります。

mio割(IIJ光回線)-660円
家族割-100円/回線

格安SIMで光回線の導入を検討されている方は、IIJmioとIIJ光を組み合わせることで基本料金を抑えられます。

セット割がないプラン

セット割がないプランの特徴はセット割がないだけに限らず、大手キャリアにないデータ容量が用意されています。

データ使用量の平均は12GB

ブランドプラン月額料金特徴
LINEMO ベストプラン3GB/990円従量制
10GB/2,090円
ベストプランV30GB/2,970円5分かけ放題込
ahamo30GB/2,970円5分かけ放題込
楽天モバイル Rakuten最強プラン3GB/1,078円従量制
専用アプリ 通話料無料
20GB/2,178円
無制限/3,278円
UQ mobileコミコミプランバリュー35GB/3,828円10分かけ放題込

大手キャリアの

メリット
デメリット
  • 通信品質・カバー率が高い
  • サポートが充実
  • セット割でお得
  • キャリア決済に対応
  • 最新スマホの取り扱い
  • 料金が高い
  • セット割前提の通信プラン
  • 家族が抜けると高くなる

紹介したすべてのプランはセット割なし自社回線で通信しています。

35GB以上使わなければ検討する価値はあります。

無制限プランからなら、月2,000〜5,700円下がる

毎月のデータ使用量が35GB以下なら、割引を全部適用した状態でも2,178円以上安くなります。

この2,178円という割引額はセット割が適用された後の金額であり、セット割適用前で比較すると5,000円以上の節約になります。

割引前最大割引適用
ドコモ MAX8,448円5,148円
ahamo2,970円2,970円
差額5,478円2,178円

また、3GBしか使わない場合はLINEMOのベストプランに変更することで月額990円に抑えられます。

大手キャリア 小容量プランほど差が開く

意外に思われるかもしれませんが、差が大きいのは小容量帯です。

割引前最大割引適用後
SB ミニフィット2 5,258円/2GB3,058円/2GB
ベストプラン990円/3GB990円/3GB
差額-4,268円-2,068円

ミニフィットプラン2の最大割引後の月額料金は2GB/3,058円で、ahamoの30GB/2,970円よりも高い価格設定です。

さらに割引適用前の料金で比較すると差額は4,268円となり、年間では50,000円以上の価格差になります。

LINEMOとソフトバンクのミニフィットプラン2の大きな差は「サポート」です。

LINEMOにはサポートがないというデメリットがあるものの、不安な方はドコモmini(またはUQ mobile)であればセット割の影響が少ないため、サブブランドを検討してみてはいかがでしょうか。

セット割適用のサブブランドがお得

UQ mobileとY!mobileなどのサブブランドはセット割が適用すれば、ahamoやLINEMOなどのオンライン専用プランよりもお得です。

プランahamoY!mobileUQ mobile
シンプル3Mトクトクプラン2
基本料金30GB/2,970円30GB/4,378円30GB/4,048円
最大セット割適用額1,958円2,728円
差額-1,012円-242円

Y!mobileのシンプル3Mはセット割が適用になれば圧倒的なコスパですが

ただし、セット割を適用させるには

  • ソフトバンク光 + オプションへの加入:6.270円/月(戸建タイプ)
  • PayPayカード GOLD:年会費11,000円

また、ahamoにも5分以内の国内通話無料が含まれているため、料金帯としては同程度になります。

脱セット割 光回線側の負担も同時に変わる

光セット割をやめれば、セット割維持のための負担がなくなり、光回線の乗り換えも自由にできるようになります。

セット割に必要なオプション
  • auひかり:ひかり電話770円/月
  • SoftBank 光:指定オプション550円/月

また、光回線の縛りからも解放されるためキャリアが提供する光回線よりも安く抑えられます。

ドコモ光5,720円/月
auひかり5,610円/月
SoftBank光5,720円/月
eo光5,500円/月
おてがる光4,708円/月
ahamo光
※ahamo契約者限定
4,950円/月

セット割対象外の通信プランに乗り換えることでトータル的に固定費を抑えられます。

30GBで足りるなら、ワイモバイル・UQのセット割が一番安い

月のデータ通信量が30GB以下なら、UQ mobileやワイモバイルがお得な場合があります。

ただし、支払いに指定のクレジットカードを設定していることと、対象の光回線を契約していることが条件です。

ワイモバイル シンプル3は、3社で最も割引額が大きい

おうち割 光セット(A)の割引額は、シンプル3のS/M/Lすべてで1,650円。ドコモの1,210円、au・ソフトバンクの1,100円を上回ります。

さらに重要なのは、1回線目から適用される点です。

ワイモバイルの家族割引サービスは2回線目以降が対象(シンプル3で1,100円)ですが、おうち割は主回線から効きます。単身世帯でも恩恵を受けられるのは、この記事で扱う中でワイモバイルだけです。

プランシンプル3 Sシンプル3 Mシンプル3 L
基本料金3,278円4,378円5,478円
おうち割 光セット(A)-1,650円
PayPayカード GOLD-770円
セット割適用額858円1,958円3,058円

セット割を適用させるためには6,270円のソフトバンク光とオプションへの加入が必要です。

PayPayカード割も一般カードとGOLDカードで割引率が大きく異なります。

PayPayカード-330円
PayPayカード GOLD-770円

Y!mobileは基本料金が高いため、オプション加入が必須と言えるでしょう。

UQ mobile トクトクプラン2 5GB/30GB 従量制プラン

UQ mobileのセット割が適用になるトクトクプラン2は5GB/30GBの従量制です。

〜5GB〜30GB
基本使用料4,048円4,048円
自宅セット割-1,100円-1,100円
au PAY カードお支払い割-220円-220円
5GB以下の時-1,100円
お支払い合計1,628円2,728円

auひかりとの自宅セット割を組むには、auひかり本体(5,610円)に加えて固定電話などのオプション(770円)も必要なため、光回線側の負担は大きくなります。

自宅セット割は、auひかりのほかauでんきの契約でも適用されます。

ただし割引はUQ mobileの家族回線ごとに適用されるため、家族でUQ mobileを使う人数が多いほど、世帯全体で見た実質負担は抑えられます。

セット割を解除するときの注意点

セット割を解除するときの注意点は、光回線(またはクレジットカード)を先に解約すると、携帯回線だけが残って割引が外れ、携帯料金が高くなることです。

携帯回線ごと解約する予定なら、先に携帯回線を解約してから光回線・クレジットカードを解約すると、割引が外れた状態で携帯料金を払う期間が発生せず、負担を最小限に抑えられます。

キャリアによって解約のタイミングは異なる

セット割を解消する場合、解約のタイミングによっては残す側の回線が通常料金に戻る可能性があるため注意が必要です。

例えばauの場合、8月にauひかりを解約してしまうと8月はauスマートバリューが対象外になり、携帯料金は通常料金になります。

一方、auとauひかりを解約するなら

  • 携帯契約を解約
  • 翌月にauひかりとクレジットカードを解約

セット割の適用はキャリアによって異なります。

キャリア解約手順
au・UQモバイルスマホ→光回線
ソフトバンク・ワイモバイル光回線→スマホ、または同月内
ドコモどちらでも

また、家族の一人が抜ける際も注意が必要です。

3人から2人」「2人から1人」になる場合、家族割の割引額が異なります。

旧プランから乗り換える場合、旧プランに戻せない

注意点として現在、キャリアの旧プランに契約していてahamoやLINEMO、ドコモ MAX、テイガク無制限に乗り換えた場合、旧プランに戻せません。

旧プラン
ドコモeximo、irumo、eximo ポイ活
ソフトバンクペイトク無制限、メリハリ無制限+、ミニフィットプラン+
ワイモバイルシンプル2、シンプル、
UQミニミニプラン、トクトクプラン、コミコミプラン、コミコミプラン+、くりこしプラン +5G

また、eximoからドコモMAXのように、同じブランド内で旧プランから新プランに変更すると、セット割の割引額など内容そのものが変わります。

例えばeximoからドコモMAXでは、でんきセット割や長期利用割を含めた割引をすべて適用しても、基本料金の値上げ分を吸収しきれず、eximoより月220円高くなり、実質的な改悪です。

光回線 「更新期間」を外すと解約金が発生する

光回線を解約している場合、定期契約で契約していると更新期間以外の月に解約すると解約金がかかります。

回線解約金更新期間
ドコモ光 1ギガ(定期契約)戸建5,500円/マンション4,180円24〜26か月目
ドコモ光 10ギガ(定期契約)5,500円24〜26か月目
ahamo光 1ギガ(定期契約)戸建4,950円/マンション3,630円契約満了月の当月・翌月・翌々月
auひかり ずっとギガ得プラン(3年)4,730円契約満了月の当月・翌月・翌々月
SoftBank 光(2年自動更新)5,720円契約満了月の当月・翌月・翌々月

解約金なしで解約できるのは、契約満了月から3ヶ月の間です。

2年契約の場合、24ヶ月目・25ヶ月目・26ヶ月目の3ヶ月間にあたります。

契約満了月は光回線のマイページで確認できます。

解約月以外のタイミングで解約金を回避する方法としては、乗り換え先が違約金相当額を負担してくれるキャンペーンを使う手があります。

ただ、思い立ったタイミングで解約金を払ってでもさっさと解約したほうが、結果的に今後の支払いを含めて安く済むこともあります。

光回線 工事費の残債と撤去工事費用について

光回線導入時に発生する工事費用は毎月の請求に発生して割引されて相殺されます。

請求期間は一般的に2年〜3年

工事費用が相殺される前に解約すると、残債が請求されます。

工事費用の残債は、マイページまたは電話サポートで確認できます。

また、撤去工事とは光回線導入時に設置した機器を取り外す際に発生する料金のことです。

ただし、解約後に機器を撤去しなくてもよい場合は、撤去工事費用は発生しません。

邪魔でなければ、無理に撤去する必要はありません。

借家やマンションでは撤去するケースが見られます。

乗り換える際の費用について

通信プランを乗り換える際は乗り換え先で費用が発生するか確認する必要があります。

オンライン店舗
ahamo0円
LINEMO3,850円
UQ mobile3,850円4,950円
Y!mobile3,850円4,950円
楽天モバイル

LINEMOはタイミングで事務手数料無料キャンペーンを実施しているケースがあります。

よくある質問

セット割は自動で適用されますか?

ペア回線、光回線と契約回線を関連づける必要があります。
光回線や家族割は遡って適用されることはないため、契約後すぐに登録と適用になっているか確認しましょう。不安な方は窓口で確認して下さい。

セット割が対象のプランは?

セット割が対象のプランは大手キャリアとサブブランドです。

セット割対象プラン
  • ドコモ
  • au
  • SoftBank
  • UQ mobile
  • Y!mobile
家族のスマホも対象ですか?名義や住所が違っても組めますか?

対象になります。上限はドコモが20回線、au・UQモバイル・ソフトバンク・ワイモバイルが10回線です

ドコモは主回線から三親等以内、auは血縁関係ある家族とされます。
ただしau・UQモバイルは、契約者と別姓や別住所の場合、店頭での手続きと家族関係を証明する書類が必要です。

家族割とセット割は併用できますか?

大手キャリアでは併用できます。一方、UQ mobileやY!mobileなどのサブブランドは光セット割、または家族割のどちらかの適用になります。通常は割引額が高い光セット割がお得です。

受付終了した古いプランのままでもセット割は使えますか?

引き続き利用できます。ただし、一度旧プランを解約すると再契約できなくなるため注意が必要です。

一人暮らしでもセット割はお得ですか?

お得になりません。一人ではみんなドコモ割が0円のため、ドコモ MAXにドコモ光を組み合わせても割引後で合計11,088円です。
ahamoとahamo光なら6,600円(マンション)で、差は月4,488円。ahamo光はドコモ光セット割の対象外ですが、割引なしでドコモ光より月770円安く設定されています。

まとめ

スマホと光回線のセット割を全部使い切っても、大手キャリアは5,000円程度までしか下がりません。

そもそも無制限プランや店舗サポートは本当に必要でしょうか。

セット割は一見お得に見えますが、対象サービスを一つでも解約すると割高になります。

携帯料金プランのセット割は、乗り換えを防ぐための料金設計とも言えます。

通信費は「携帯料金」「クレジットカード」「光回線」を分けて考えましょう。

無制限プランが必要な場合のみ大手キャリアを検討し、それ以外はahamoやLINEMO、楽天モバイルなど、セット割の影響を受けにくいプランがおすすめです。

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この記事を書いた人

元大手キャリアショップ店員。店頭で数多くの料金プランを案内する傍ら、自腹で15社以上のSIM・キャリアを契約して使い倒してきました。現在もahamoを含む複数回線を契約中で、最新キャンペーンや通信速度は口コミの寄せ集めではなく自分で検証して発信。「通信費は固定費ではなく、変動費である」をモットーに、ユーザーが本当に納得して選べる情報を届けます。
実際に「使って」「行って」「試す」。
プランを契約して目的地に行って試します。
Apple WatchやiPadも実際に購入して使っています。
運営者情報はSIM CONNECTをご確認ください。

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